千葉大学は大学等発のイノベーションを創出する確率を高めることとそのプロセスの検証を行うことを目的とするイノベーション対話促進プログラムに採択されました。
千葉大学のテーマは
超少子高齢社会における多世代共生社会の構築
です。国立社会保障・人口問題研究所の予測では2055年に総人口が9千万人を下回り、65歳以上が40%を占めます。こうした少子高齢社会では労働人口減少による①圧倒的に効率的な社会基盤の構築、高齢者増による医療・介護負担の増加に対して②効率的で満足のいく医療・介護体制への改革、さらに医療・介護需要増を抑制する③健康の飛躍的な増進が必要です。このため社会、医療・介護、健康の3分野に対して我々の目指すべき方向とそれに至るプロセスを検討します。
第1回は文部科学省産業連携・地域支援課塚本大学技術移転寿司新室長補佐からご挨拶を頂き、石橋慶應義塾大学大学院特任助教から基調講演をいただきました。午前10時から午後4時30分まで非常に濃密なワークショップを開催することが出来ました。初日にもかかわらず高齢社会に対する新たなアイデアが7グループから多数飛び出し実り多いものとなりました。
第2回は11月21日木曜日に開催します。第2回からのご参加も歓迎いたしますので下記よりお申し込み下さい。
11月21日 10:00-12:00 高齢社会についての講演会
千葉大学 野波健蔵
13:30-16:30 イノベーション対話ワークショップWITH Chiba
多世代共生社会
第1回からの宿題
1)親戚の住む都道府県の名物(食べもの)を調べる
遠い親戚でも構いません、性別と年齢を確認しておいて下さい。
親戚が住んでいる都道府県の食べものを調べて下さい。
イラスト大歓迎です。写真は不可です。
2)植物にたとえて自己紹介を行う準備をして下さい。
ご自分の特徴を表す植物を選んで下さい。花でも木でも穀物でも構いません。
イラスト大歓迎です。写真は不可です。
例:私はツキヨタケ
昼間はさえないけれど、夜が大好き。
暗闇の中で光り輝きます。
3)課題図書の中から好きな本を読みましょう。
イノベーションおよび多世代共生社会に関する図書を集めました。とても興味深い本ばかりですので、ぜひ挑戦して下さい。感想文は必要ありません。
第2回は野波健蔵から「高齢社会とロボット」、長澤成次から「超少子高齢社会における多世代共生社会の構築に向けて社会教育・公民館・生涯学習の視点から考える」を講演していただきました。
イノベーション対話ワークショップでは超少子高齢社会について社会・健康・楽しみの3方向から検討を重ねました。
第3回への宿題(平成25年12月19日開催)
自己紹介を工業製品にたとえて絵で説明する
です。
第3回はValue Graphを扱います。研究・製品開発を行う上でのとても大切なステップです。ご期待下さい。
第3回は坂本郁夫先生「医療・介護現場における転倒転落事故対策」と横手先生から「高齢者の特性と医療」について講演していただきました。
イノベーション対話ワークショップではValue Graphの概説と、各チームの研究計画作成を実施しました。
研究計画ではこれまでに学習したイノベーション対話ツールを見事に使いこなし、さらにはValue Graphにも挑戦しているチームも複数ありました。第4回ワークショップに向けてより実際的な計画を立案し、必要な費用を申請するという宿題を課してワークショップを終えました。
第4回への宿題(平成26年1月30日開催)
・自己紹介を千葉県の地域を用いて説明する
・研究計画の完成
・研究計画の開始
です。いよいよ終盤です。がんばりましょう。
私たちは街全体が一つの家族のように助け合って暮らす社会が理想だと考えます。その実現のためには法律や制度、社会インフラ、近所づきあい、職場などでの付き合い、生活様式などを考え、医療と介護の体制の改良や必要な技術について考え、日常生活のあり方を改善して健康増進を図ることが必要です。つまりこのプログラムの直接的成果は今後様々な分野で私たちが目指す方向を明らかにすることです。
でも本当の狙いは発想力の豊かな人、周りの人の意見を聞き、それを建設的方向に発展させることの出来る人、逆境をチャンスと考えることの出来る人を育てることです。つまり世界中で必要とされる人材です。
プログラムへの参加者と、プログラムの手伝い(TA)を募集します。詳細について
は近日千葉大学のホームページから発表しますが、まずは予告編です。
プログラムは3回の全体会議と3回の分科会で構成します。これらはほぼ月1回千葉大学のアカデミックリンクセンター(西千葉)で開催します。
大学生(院生を含む)、教員、企業勤務者、第一次産業従事者、女性、リタイアされた方、行政職などのカテゴリーから50名程度を選ばせて頂きます。
大学院生およびポスドクの方を募集します。
プログラムの準備と全体会・分科会の実行支援を行って頂きます。どちらか一方または両方を担当できます。
全体会・分科会の実行支援はこれらの当日に設営・ファシリテーター・ファシリテーターアシスタントなどを行って頂きます。
プログラム準備の勤務はおおよそ週1回、千葉大学にてグループワークの準備や資料準備をして頂きます。週1回×4週が基本単位で、最大週5回まで、および連続6ヶ月まで、ご希望に応じます。専門分野は社会系、理工系、医療系の3分野を募集します。
資料準備とは以下のテーマについて文献を集めたり、聞き取り調査を行い、レポートをまとめて頂くことです。テーマは以下のようなものを想定していますが、リストにないものを提案して頂くことも大歓迎です。
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